仕事の人間関係の悩みに効く すぐ読める本3冊
職場の人間関係がつらくなるときってたくさんありますよね。
「上司の言い方がきつい」
「自分だけ攻撃されているように感じる」
「否定的なフィードバックばっかり」
こういったときは、仕事自体にもなかなか集中できなかったり
20代でも転職や独立を考えたくなったりしてしまいます。
そんなモヤモヤを抱えているあなたに、
比較的かんたんにすぐに読むことができる3冊の本をご紹介します。
- 1.マンガでやさしくわかるアドラー心理学 岩井俊憲
- 2.心を整える。 長谷部誠
- 3.スタンフォード大学 マインドフルネス教室 スティーヴン・マーフィ重松
1冊ずつポイントを解説していきます。
1.マンガでやさしくわかるアドラー心理学 岩井俊憲
ある課長が部下に対してパワハラまがいの言動をしていたとします。激しい怒りを向けています。そこに誰かがやって来て肩を叩きました。直属の部長です。急に態度が変わって、先日のゴルフの話題を向けました。満面の笑顔です。
本文 Part4 人間関係と感情 01対人関係論とは より
対人関係の自己啓発本として、『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』が有名ですが、ちょっと読みにくいのが玉にきずです。
本書は、アドラー心理学をマンガで解説することに挑戦しています。
主人公の前島由香里の奮闘を通して、
「アドラー心理学の全体像がつかめる」
「アドラー心理学の実践部分がわかる」
「あなたを確実に勇気づける」
本となっています。
主人公は一見強めな性格をしていますが、
最初は共感できない方も由香里の内面に触れることで
自分と同じ部分があることに気づきます。
漫画パートと解説パートによって構成されていますが、
漫画パートだけ読んでも参考になります。
解説パートは、人間関係に関わる部分だけでもぜひ読んでみてください。
2.心を整える。 長谷部誠
もともと僕は、苦手な人とは距離を置くタイプだった。
本文 「偏見を持たず、まず好きになってみる。」より
監督の悪口を言ったり、愚痴を言ったりする人が苦手で、そういう人に無理して近づく必要はないと思っていた。しかし、2006年に浦和レッズがJリーグに優勝したシーズンに、その考えを改めようと思った出来事があった。
38歳にしてドイツ・ブンデスリーガで活躍するプロサッカー選手(2022年9月時点)長谷部誠さんのベストセラーです。
エッセイのように各テーマに沿って書かれており、
ビジネス書や自己啓発本がはじめての人や読み慣れていない人にもとてもおすすめです。
とくに素晴らしいのが決して上から目線ではない文章で、
言葉の一つひとつが自然と心のなかに染み込んできます。
「自己啓発本は、うさんくさくて苦手」
「断定されると受け止められない」
「理論やべき論は好きではない」
このような方にも、とてもおすすめできます。
3.スタンフォード大学 マインドフルネス教室 スティーヴン・マーフィ重松
こうしたことを行うのは、マインドフルネスが意味と思いやりを持って生きる力の源だと信じるからだ。マインドフルであるということは、自己と他者を理解して受け入れること、感謝を抱いてつながりを感じること、欠けたところのない全体となることなのだ。
本文10ページより
中略
また、コミュニケーションや対人関係を改善し、健康を育み、生活の質を向上させることもできる。
いま注目されているマインドフルネスをテーマにした本です。
ノウハウ本、ハウツー本が溢れている中で、この本はスタンフォード大学の心理学者であるスティーヴン・マーフィ重松さんによって書かれており、マインドフルネスの真髄が学べます。
日本生まれ、米国育ち、ハーバード大学、東京大学、スタンフォード大学で教鞭をとっていて、自身のルーツにも立脚しながら、人生をよりよくするための考え方とその実践について語りかけるように書かれています。
すぐに読了することは難しいですが、
気づいたことがあったらそっと本を閉じて咀嚼する、
そんな読み方がぴったりの本です。
プロローグと気になった章を1つ読むだけで心が軽くなります。
ぜひチャレンジしてみてください。
まとめ
職場の人間関係がつらいときにすぐ読めるおすすめの本を3冊ご紹介しました。
過去と相手は、変えることができません。
今と自分の状況に変化をもたらすために
ぜひ手にとって読んでみてください。