組織を変える人になるために読むべきリーダーシップと組織開発の本

ビジネス書入門

組織を変えるには、組織開発・ファシリテーション・リーダーシップの理解が不可欠

次世代リーダーの育成・輩出プロジェクトを推進してきた筆者が
「組織を変えたい…!」と考えるすべての人に知ってほしい3つのテーマがあります。

組織を変えるアプローチの基本 = 組織開発
人を動かす技術 = ファシリテーション
人と組織を変える力 = リーダーシップ

この記事では、これらの3つを学ぶために効果的な3冊を厳選してご紹介します。
とくに新任管理職の方、次世代リーダー候補の方、次世代幹部候補の方におすすめです。
すでに、「これらの言葉は十分に知っているよ」という方はブラウザをお閉じください。

図解組織開発入門 (坪谷邦生)

私は人事担当者のころ「組織開発」が何をさす言葉なのか、よくわかりませんでした。
人材マネジメントや人材開発との違いが 理解できず混乱していました。
どうにか学ぼうと組織開発の本を何冊も読んだのですが「専門的で難しすぎる」か「1社の特殊な 事例のみ説明している」本ばかりで、全体像を捉えることができませんでした。
その経験から、組織開発を「体系的にわかりやすく」理解できる本を書こうと考え、執筆したのが当書です。

本文より

坪谷邦夫さんは、『図解 人材マネジメント入門』の著者でもあり、人事の「型(仕組み)」を理解するための入門書を書かれています。

この本は、理解が難しい組織開発について、本質とトレンドの両面が網羅的に解説されています。学習する組織、ティール組織、ビジョナリーカンパニー、心理学的経営など聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。本書ではQ&Aと図解で丁寧に解説されています。

Chapter 2. チェンジエージェントでは、組織を変える実践者としての持つべき価値観を知ることができます。

①人間を信じる〜人間尊重
②皆で考える〜民主的
③自分が中心でない〜クライアント中心
④世の中のために〜社会・環境志向
⑤人と組織の可能性を信じて関わる

組織を変えるために、会社や個人がどのようなアプローチをとることができるのか、
まずはこの本で組織開発の全体像を把握していきましょう。

人事について知るなら『図解人材マネジメント入門』もおすすめ

ザ・ファシリテーター (森時彦)

「君ならやれるよ。いや、開発センターを大きく変えるには君しかいないと思っている。マーケティングを変えたようにね。二年で変えてくれ。その後は、またマーケティングに戻ってもらうから…」

本文より

マーケティング部門のリーダーだった黒沢涼子が、畑違いの製品開発センター長に抜擢されるというストーリーを通して、人と組織を動かすファシリテーションについて学べます。具体的に、どのように他者や組織に働きかけていけばよいのか、ファシリテーションの技術を知りながら、しっかりとイメージをふくらませることができます。

ただ、ファシリテーションのスキルだけにフォーカスしていないのが本書の優れている点です。「ファシリテーター」について、中立的な立場からファシリテーションをそのものを目的とする人ではなく、皆の意見を引き出し、よく聴き、触発することでチームを引っ張っていく「ファシリティブ・リーダー」であるとしています。

主人公の働きぶりについて、「会議のやり方」というレベルのものではない。人を触発してクリエーティブなアイディアを生む。動機づけ、行動を変えるものなのだ」と物語でも言及されています。

専門知識、年齢が自分を上回る男性の部下を率いながら、組織を変えることができるのか…。楽しみながら、組織を変えるためのファシリテーションのスキルとマインドを身につけることができます。

ファシリテーターとしてのスキルとマインドをさらに追求するなら

本作の続編でもあるザ・ファシリテーター2―理屈じゃ、誰も動かない! も非常におすすめです。

最難関のリーダーシップ (ロナルド・A.ハイフェッツ)

はじめに断っておくと、この本は難解で分厚く初心者には不向きです。
ただし、企業合併、戦略転換、風土改革、イノベーションなど、組織の抱える大きな課題に挑む人には、大きな気付きと勇気を与えてくれる本です。

このような推薦コメントが著名人から寄せられています。

★「大きな変革を実現しようとする人にとっては有意義だろう。」
柳川範之、東京大学教授(読売新聞書評)

★「目の前の複雑な課題に挑む、勇気がわいてくる。」
宇田川元一、埼玉大学准教授

★「『現場での実践演習』の部分だけでも読んで試してみる価値は大です。」
嶋田毅、グロービス出版局長

Amazon 書籍紹介より

ハーバード・ケネディスクールで教鞭をとり、IBM、マイクロソフト、マッキンゼー、世界銀行、CIAなどのアドバイザーを務め、大統領や首相、NGOや企業のCEOやエグゼクティブを支援してきた著者から人と組織を変えるリーダーシップの本質が学べます。

とくに、「技術的問題と適応課題」、「バルコニーとダンスフロア」、「エレファントを指摘する」がキーワードです。

知識や技術、経験によって解決することができる「技術的問題」に飛びつかず、
価値観や信念の違いを明らかにし、痛みや喪失を受け入れて新たな見方や考え方を見つけ、変化に適応できるよう戦略的かつ政治的に対処することが必要なのが「適応課題」。

当事者として複雑な組織のシステムを見渡すために、現場であるダンスフロアからバルコニーに上がって眺めることから始める。

組織に染み付いた習慣的対応や暗黙の了解事項(エレファント)を可視化し、課題とその原因を正しく定義する。

この本にチャレンジすると、リーダーシップの極限を知って、奮い立つことができます。
大きな困難に直面している方は、ぜひ読んでみてください。

まとめ

組織を変えたいと考える方におすすめの書籍をご紹介しました。
「組織開発の基本をおさえる」、「人を動かすファシリテーションという技術を知る」、「人と組織を変える力であるリーダーシップを学ぶ」のが重要です。
ぜひ読んでみてください。

組織を変えるアプローチの基本 = 組織開発
人を動かす技術 = ファシリテーション
人と組織を変える力 = リーダーシップ

タイトルとURLをコピーしました