はじめに
社会人になってよく言われるのが「本を読め」という一言ですよね。
接待や会食の場では、若手であればあるほど
先輩や上司、取引先の人からも言われてしまうものです。
流行りの新刊の話で盛り上がる先輩たちについていなくて
疎外感を味わうこともありますよね。
この記事では、読書が苦手な人におすすめするビジネス書を
厳選してご紹介します。20代の方はとくに必見です。
いろいろな嗜好性にあうようにチョイスしているので
読んでみたい本が必ず1つは見つかるはずです。
人事コンサルタントである筆者が厳選した3冊はこちらです。
- 1.『道をひらく』松下幸之助
- 2.『夢をかなえるゾウ』水野敬也
- 3.『ゼロ秒思考』赤羽雄二
1つずつご紹介していきます。
1.『道をひらく』松下幸之助 エッセイや短編集が好きな人におすすめ!
「自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。
どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。自分だけしか歩めない、
二度と歩めぬかけがえのないこの道。広い時もある。せまい時もある。
のぼりもあればくだりもある。...後略」
本文より
という1篇から始まるパナソニック創業者の松下幸之助さんの著作です。
経営者がどのようなことを考えているのか、
ビジネスや生きる上で大切にすべき考え方や行動を知ることができます。
テーマごとに2ページで平易な文章で書かれており
その時々に気になったテーマを読むだけでも勉強になります。
121篇ありますが、もちろん初めから読み進んでもよいです。
迷ったときに繰り返し読みたい、勇気を出させてくれる本です。
- 仕事がうまくいっていない
- 転職活動が思うように進んでいない
- 座右の銘を考えたい
こんな方はぜひ手にとってみてください。
2.『夢をかなえるゾウ』水野敬也 小説やストーリーが好きな人におすすめ!
2007年に発行されてから、200万部以上売れ、
小栗旬や水川あさみ主演でドラマ化までした当時の話題作です。
ガネーシャというインドの神様と平凡な会社員である主人公の物語です。
ガネーシャと名乗った化け物は、六畳一間の低い天井に向かって
ぷはーと煙をはきながら言った。「で、覚悟でけてる?」
中略
「号泣しながら言うてたやん、『変わりたい』て」
昨晩の記憶を思い出していくにつれ、僕の顔が火照っていくのが分かった。
本文より
主人公がガネーシャと出会い、ガネーシャの出す課題に挑戦しながら
成長していくストーリーで読み始めたら止まらなくなります。
ガネーシャからは約30の課題が出されますが、
読者にも実践して続けるように求められます。
全部はできないかもしれませんが、
読書をして学ぶ、行動が変わるというのを体感できるので
実際に課題をやってみることをおすすめします。
- 現状に納得できない
- 自分を変えたい
- 本当は違うことがやりたい
こんな方はぜひ手にとってみてください。
3.『ゼロ秒思考』赤羽雄二 ノウハウやスキルを身につけたい人におすすめ!
マッキンゼーで14年間活躍した著者の独自メソッドである
メモ書きの仕方が学べます。
A4の紙に1件1ページで書く。
本文より
ゆっくり時間をかけるのではなく、1ページを1分以内にさっと書く。
毎日10ページ書き、フォルダに投げ込んで瞬時に整理する。
それだけで、マッキンゼーのプログラムでも十分に教えていない、
最も基本的な「考える力」を鍛えられる。
深く考えることができるだけでなく、
「ゼロ秒思考」と言える究極のレベルに近づける。
上記のように極めて具体的な方法論です。
書く内容はなんでもよく、愚痴でも不満でも、
不安に思っていることでもOKです。
とにかく速く、心の中にあること、頭の中にあることをアウトプットします。
それはなぜだろう、どうしたらよいだろう
というように次のページに展開していき、
問いと答えを繰り返していくと、深く考えることができるというわけです。
- 「自分の意見がない」と言われてしまう
- 深く考えることができない
- 本音を言うのが苦手
こんな方はぜひ手にとってみてください。
まとめ
読書が嫌いな社会人にまず読んでほしいビジネス書を3冊ご紹介しました。
すべてを読む必要はありませんが、気になったものがあれば、下記よりAmazonのレビューも見てみてください。
他にも、自分に合いそうだなと思った本をぜひ本屋さんで立ち読みしたり
図書館で試し読みしたりしてみてください。
そしてビジネス書を読むのも面白いなと感じたら
ぜひ色々な本に挑戦してみてください。